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2007/09/24

人気サイトの秘訣

本記事で「人気があるサイト」とは、「アクセスが多いサイト」という意味です。
逆に言うと、「稼げるサイト」とはイコールではないことに気をつけなければなりませんが、アクセスが多いことはアフィリエイトの成功の必要条件ではあります。
そして、人気があるサイトはほぼ間違いなく、幾つかの特徴を備えています。
その中でも2大要素である(と思っている)、キーワードの問題とページ数の問題について。

キーワードがキーです

一見、ごく当たり前の話ではありますが、
「類似サイトにはない情報が豊富にある」
サイトはアクセスを集められます。
ですが、「類似サイトにはない情報」とは具体的に何なのかを考えたことはあるでしょうか?
なんだかすごく抽象的な質問のように聞こえるかもしれませんが、実は、検索エンジンの動作原理的には、非常にはっきりしているのです。
類似サイトにはない「キーワード」が豊富である
これだけです。
検索エンジンは、検索ユーザーが入力したキーワードが含まれなければ、どんなに優れたページだろうとヒットさせません。
ごく単純な理屈です。
これはつまり、複数ワード検索の時に威力を発揮するのです。
例えば、東京ディズニーランドについて語ったページがあったとしましょう。
当然、文中に"東京ディズニーランド"という言葉が登場するのは当たり前ですし、そうすべきです。
ですが「東京ディニーランド」でググってみると、300万件以上ヒットします。どう考えても「東京ディズニーランド」というキーワードで上位表示が望めるわけがありません。
ですが、例えば、そこから連想されるいろいろなキーワード、
例えば、"ミッキー"、"ミニー"、"グーフィー"、"ディズニーシー"、"アクセス"、"料金"、"営業時間"、"グッズ"、"アトラクション"…等々、いろいろなキーワードがあります。
試しに、少しずつキーワードを多くしてヒットする件数を見てみるとどうなるか…。
番号 検索フレーズ Googleでヒットする件数
@ 東京ディズニーランド 約3,090,000
A 東京ディズニーランド ミッキー 約242,000
B 東京ディズニーランド ミッキー ミニー 約94,200
C 東京ディズニーランド ミッキー ミニー グーフィー 約28,200
D 東京ディズニーランド サンリオピューロランド 約14,800
どんどん少なくなります。当たり前ですが。
これらの周辺のキーワードをどれだけ詰め込めるかがキーなのです。
"東京ディズニーランド"では勝負できなくても、"東京ディズニーランド ミッキー ミニー グーフィー"ならば、新参者でも十分勝負できます。
もちろん、これだけたくさんのキーワードで検索する人は恐らくいないでしょうが、考え方としては、とにかくキーワードの種類が大事なのです。

キーワードアフィリエイトをすればいいのか?

この観点から、とにかくたくさんのキーワードを詰め込んだ意味不明のファイルを沢山アップロードして、アクセスを稼ごうというSPAMが一時はやりました。(これはどちらかというとAdsense系のアフィリエイト向きのやり方ですが)
どれだけ効果があったのかは知りませんが、検索エンジンが対策をする前まではそれなりに稼げちゃったのではないかと、正直思います。なにしろ、これは検索エンジンの根本原理を悪用しているだけに、検索エンジンとしても対策しにくかったでしょうからね〜。
もちろん、そんなことを推奨するわけではありません。そもそも、そういう方法は効力を失っている可能性が高いですし。
大事なのは、「キーワード」を常に意識して記事を書かなければならないということ。

物事は具体的かつ詳細に

「キーワードを意識する」とはどういうことなのかというと、例えば以下のような場合。

仮に、ディズニーのオリジナルマグカップをアフィリエイトする時のことを考えてみます。
ディズニーのオリジナルマグカップ(というのが実在するかどうか知りませんが)には、いろいろなディズニーランドのキャラクターが描かれているでしょう。
そのマグカップを紹介する時に、「ディズニーランドのキャラクターが描かれた…」と表現してしまってはだめです。もったいなさ過ぎます。
「ミッキー、ミニー、グーフィー、くまのプーさん等、ディズニーランドのキャラクターが描かれた…」と書かなければなりません。ちゃんと詳細を書かなければいけません。
これだけで、"ミッキー"、"ミニー"、"グーフィー"、"くまのプーさん"という4つのキーワードが増えたのです。
世の中には、いろいろな嗜好の人がいます。例えば、くまのプーさん関連のグッズだけピンポイントで探している人だっているでしょう。そういう場合、「ディズニーランドのキャラクターが描かれた…」としか書いていないページは絶対にヒットしないのです。そういう理屈です。
こんな単純なことで、SEO効果は随分違いますよ。

キーワードを自然に埋め込む方法

そしてもう一つ、キーワードの効果とサイトの質を両立させる正攻法的な方法としては、
自分発信の情報を沢山つくることです。
そんなのそう簡単にできるわけないじゃないか
と言われる方も多いでしょう。
ですが、そうとも限らないですよ。
これは才能とか頭の善し悪しとか、そういうレベルの話ではないです。
皆さん、それなりに生きていれば、自分の体験談/失敗談とかがあるものです。
ディズニーランドで言えば、行った時の体験談なんかは絶好の情報です。
こういう、自分しか体験していない事柄や考え方/感じ方を記事中にうまく織り交ぜていく。
そうすると、自然と記事が読んでいて面白いものになりますし、類似サイトにないキーワードが文中に登場することになるわけです。
ただし、あくまで最終目的は商品を買ってもらったり、クリックしてもらうことですから、その商品とまったく関係ない話だと効果は薄いです。なるべく密接に関係した話題にするのは大事ではありますが。

ある程度のページ数がある

これまた一見当たり前の話ですが。
だいたい100ページぐらいは最低限必要なのではないでしょうか。
100ページぐらいあれば、それなりに検索エンジンも評価してくれますし、最低限それぐらいないと、訪問者も食い足りないんですよね。(つまりは再訪問率が低下する)
ですので、正直、最初の100ページを作るまでは、売ることなんて考えちゃいけません。普通売れません。
ですが、ページが増えてくるにつれて、アクセスも当然増えてきますし、やっぱり訪問者の信頼度が上がるんですよ、きっと。だから買ってくれるようになります。

もちろん、ただページが多ければいいと言う話ではありません。ページの質も大事ですよ。
1万ページのコピペばかりのサイトと、100ページのちゃんとしたページがあるサイトどちらがアクセス呼べるかと言ったら、圧倒的に100ページの方です。
これは実際に実験してみたのですが(実験するな)、はっきり言ってお話にならないぐらい1万ページの方はアクセス数が少なかったッス。正直、もうちょっといけるんじゃないかと甘い夢を見ていたのですが、あまりにばかばかしくてやめました。(^^;
なぜアクセスが呼べないかというと、結局コピペだからどこか他のサイトにあるものばかりなわけで、キーワード的に最弱のサイトになっちゃったんでしょうね。
そりゃあ、アクセス呼べないわけです。