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2007/09/23

印刷物とネットの文章の違いから紐解く

ネット上では、良い文章+SEOで文章は完成品となる

アフィリエイトを前提に考えると、どんなに良い紹介文が書けてもそれが人の目に触れなければ意味がありません。
新聞や書籍の文章を書く人の仕事は文章を書くだけ。その人の文章が印刷された印刷物をたくさん売るための努力をする人は別にいますが、ネット上では一人でその両方をやらなければいけないわけです。
そして、読者のほとんどは検索エンジンを経由して訪れるわけで、良い文章であると同時に、検索されやすい文章でなければいけないわけです。
つまり、書くだけではなく、あなたの発信した情報を必要としている読者に迅速/的確に届けることができることができてはじめてそれは「良い文章」となります。
そして、その方法がSEOなわけです。少なくとも私はそう考えます。

読者の反応を得やすい(読者のニーズを分析しやすい)

活字の出版物に比べると、読者の反応を得やすいです。
ブログですとコメントやトラックバックでレスポンスを得ることができます。Webサイトも掲示板を設置することで、ブログほどではないにせよ気軽に読者から何らかのレスポンスを得ることができます。
とは言え、もっとも読者の反応を得やすいのは実はアクセス解析だったりします。
コメント欄にコメントしたり掲示板に書き込むユーザーというのは、非常に比率として低く、かなりアクティブな読者に限られますから。また、本当の読者ではなく、SPAMも多いが現実ですから。

アクセス解析を行うと、訪問者がどのようなキーワードで検索しているのかが分かります。
このキーワードの情報には非常にいろいろな情報が含まれているのですが、読者のニーズを推測する道具としても非常に有効だと思います。
時として、意図しないキーワードでの訪問者が予想外に多かったりすることがあります。それはつまり、ページの作成者が意図しなかった潜在的なニーズがそこに隠れている可能性が高いわけで。
こうやってフィードバックしていくことにより、より訪問者のニーズにあったサイト作りをする事ができます。

色はどれだけ使ってもタダ

印刷物と違って、色は使い放題です。オールカラー印刷でも白黒印刷でも値段は変わりません。
だからといって、あまり多くの色を使いすぎたり、微妙な色を使うと読みにくくなってしまいますが、適切に使うとそれだけで読まれる確率が違ってきます。
特にブログなどの文章はそうですが、文字が一色のブログって多いですよね。
ブログを投稿する場合、文字に修飾をかけるのは結構面倒なのでそうなってしまう気持ちも分からないのではないのですが、せっかくネット上に公開するのですから、面倒くさがらずにきちっと強調するべきところは強調し、色を変えるところは色を変える丁寧さが必要です。

ページ制限がない

印刷物はある決まったページ数に収めなければいけません。
一方、ネットの文章はそういう物理的制限がありません。
だからといってページ数を多くすればいいというものでもありませんが、ページをいくらでも多くできるということは、それだけ資料としての価値を高くできるということです。
例えばWikipediaのような百科事典サイトを全て印刷物で出版したらどういう事になるのか。空恐ろしいことになります。
もちろん、印刷物が持つメリットも多いですし、まとまった情報を勉強しようとしたらやっぱり本を購入するのが一番であることが多いともいますが、もし「本よりも、○×サイトの方が役に立つ」と言わせることができたら勝ちです。
もしそういうサイトが作れれば、もう完全にブランドです。

物事の関連を表現しやすい

文章を書いていると、やはり関連する記事も一緒に見てもらいたいと思うもの。
そういう場合、もちろん、印刷物でも「XXページ参照」みたいな感じで指定はできますが、ネットの文章はハイパーリンクで飛ばすことができますので、クリック一発で関連記事にジャンプできます。
これもネット上の文章の強みですね。
こういう、当たり前ではあるものの、案外皆さんめんどくさがってやらないことをちゃんとやってあるページというのは、それだけで価値が上がります。