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2007/10/16

ブログとウェブサイト、一番の違いはスピード

自分は、Web Site(ウェブサイト)Blog(ブログ)も運営していますが、両者の違いを強烈に感じるのは、やっぱりスピードです。
検索エンジンにクロールされるまでの時間が全然違う。ダントツでブログの方が速いです。
個人的には、体系的に文書を構成できず、記事の更新も面倒なブログはあまり好きではないのですが、このスピードの違いを見せつけられちゃうと、ブログをやらないわけにもいかないのが現実です。

なぜ、ブログは速いのか

ところで、このスピードの違いの原因は何かというと、一般にRSS配信のあるなしであると言われています。
ブログは記事を新規に投稿すると新しいRSSが生成され、そのRSS情報がPingサーバ(アップデートPingを受け付けるサーバー)に配信されます。
つまり、Pingサーバは検索エンジンの立場からみると、大量のRSS情報がプールされている場所なわけで、確実に新しいページの情報が得られる場所。非常に「ラクチン」な場所なんです。
一方、通常のWebページは、非常に効率が悪いんです。クロールしてみないことには(ページの更新日時を問い合わせない限りは)、そのページが更新されているかどうか判定できません。何千ページもあるWebサイトをさんざんクロールして、結局1ページも更新されていなかったらそのクロール作業は全くの無駄になってしまうわけです。クローラーにとっては非常に効率が悪いんです。
そんな事情で、ブログはスピードが速いという理屈なんです。もちろん、理由はそれだけではないと思いますが、かなり大きな比重を占めているはず。

Webサイトだって黙ってはいない

理屈はともかく、アフィリエイト的にブログを考えると、この圧倒的なスピードは強力な武器なことであるのは言うまでもないことでしょう。
ブログでのアフィリエイトがブームになったのは、ブログの方が簡単だからではありません。スピードが圧倒的に早いからです。
ですが、それも昔に比べれば随分差が縮まってきた感じはしています。Webサイトもそれなりに高速化してきましたから。

Webサイトの高速化1〜Google Sitemaps

Google Sitemaps(グーグル サイトマップ)
これはどういう仕組みかというと、サイトのページの一覧をフォーマットに従って作成し、それをGoogleに対して直接知らせるという仕組みです。
この"直接"というのが大事。なぜならば、RSSは厳密に言うと検索エンジンに直接情報を配信しているわけではなく、配信しているのはPingサーバだからです。それに対し、Google Sitemapsは直接Googleに情報を渡すわけです。
…であれば、より検索エンジンに対するアピール度が高い(高速にインデックスされる)のではないか、と思いますよね。実際自分もGoogle Sitemapsにはすごく期待していました。
…ですが、正直たいした効果がなかったです。
自分がGoogle Sitemapsをやったのは随分前だから、状況が変わっている可能性もあるので、ダメモトでやってみる価値はあると思いますが、あまり期待はしない方がいいと思います。
仕組みとしては非常に面白い試みだと思うので、今後、もうちょっと改善されるのを期待しますが。

Webサイトの高速化2〜検索エンジンのページ評価の高速化

ここ数ヶ月の間ですが、急激にWebサイトのインデックスが早くなってきました。これは実際に自分のWebサイトでも確実に現象として現れています。そして、検索エンジン側もそうなったことを認めています。参考→Googleウェブ検索、リアルタイムに最新ニュースが検索可能に
…ちなみに、これはGoogleだけの現象ではなく、Yahooも歩調を合わせるように高速化しています。

自分で行うWebサイトの高速化〜RSSを配信する

実は、WebサイトでもRSSを配信する(Update Pingを出す)ことはできます、ハイ。そういうフリーソフト(無料ソフト)があります。→Fumy RSS&Atom Maker
実際、私は数年に渡りこのソフトを使わせていただいています。(ありがたや)
効果のほどはというと、それなりに効果があるように思えます。
ただし、本当に効果がある、と自信を持って言えないです。
あまりちゃんと効果測定をしていないのもありますが、時期によってその効果にかなりブレがあるからです。
「ゼンゼン効果ないじゃん」と思う時期が数ヶ月続いたかと思えば、次の月には「劇的に違うね!!」となったりする。
なので、それが本当にRSSの配信の効果なのかどうかも不明確なんです。
まあ、それでも、少なくとも効果が0ということはないですし、特別面倒な作業でもないので、ダメモトで私はずっとやってますが。

まとめ

世の中、まだまだブロガーが多いですよね〜。
だけど、個人的には真面目にアフィリエイトを考えると、ブログは将来的に限界にぶち当たっちゃうんです。(体系的にページを構築できないので、ページが多くなってくると収拾がつかなくなってくる)
それでも、ブログの方が圧倒的にスピードが速かった時代は、ブログの意味は大きかったのですが、確実にその利点が薄くなってきているのは確か。
…であれば、Webサイトの方が何かと融通が利きますし、SEO的にもコントロールが効くんですよね。(この辺の細かい話は→●Webがいいのかブログがいいのか?)。
そんなこんなを考えると、長期的にはやっぱりWebの方がいいのではないか、と思う今日この頃。