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2014/04/02

動画(というかYouTube)を勉強中…

去年の8月あたりから、動画を勉強しております。その辺について自分的に現時点の感想的なものをまとめておこうと思いまして、超久しぶりにNetWalkerを更新しますw

動画を勉強しようと思った理由1〜検索エンジンの変化

一番根源的な理由は、アフィリエイトがやや失速気味だったからです。なんだかんだで、Googleのパンダアップデートの被害からなかなか立ち直れませんでした。このままではさすがにヤバイと思いまして。

動画を勉強しようと思った理由2〜商品(PC)の魅力が薄れた

PC(パソコン)をメインにアフィリエイトしている自分としては、最近のPCは魅力が薄れたのは非常に大きな悩みの種だったんです。残念ながら、PCは目新しさが感じられないものばかりになってしまったんですよね。

…もちろんそれでも、各PCメーカーさんは業績を伸ばそうといろいろ努力します。その結果、本質的ではない部分の競争や、よりニッチな分野でのパイの奪い合いのような現象が目に付きはじめまして…。それはハードウェアだけではなくソフトウェア(OS)についても同様のことが言えます。

その結果、情報処理装置としてのPCの完成度はむしろ下がる傾向があります。ここで細かいことは書きませんが、性能やカタログスペックは良くても、実際使ってみると「使い勝手が悪い」PCが多くなったのです。

私個人が、「前のモデルのほうが良かったな」と本心では思いながら、新モデルのPCの記事を書くのは正直苦痛です。結果、記事としてのクオリティや更新頻度を維持できなくなって来ました。やっぱり、本人が楽しんでいない記事って、読む人も楽しくないんですよ。

動画を勉強しようと思った理由3〜ブログメディアの変質

これはかなり前から感じていたことなのですが、アフィリエイト業界がブログというメディアの魅力を破壊してしまったという側面は残念ながらあります。本音を知ることができる事が最大の魅力だったはずのブログが、今ではただの広告媒体化しているんですよね。つまりは、EC(広告主)に対して不利益になる情報がどんどん排除されていくようなシクミになっているんです。具体的にどういう現象なのかというと、商品の良い所を分かりやすく解説してくれる記事は大量に作られるが、商品の欠点/注意点などを書いた記事を書く人はどんどん少なくなるようになるのです。

ただし、その大部分は、ECさんが自社の商品を少しでも沢山売るために一生懸命努力した結果としてそうなっただけであって、決して悪意があるわけではないと思います。ですがそれだけにタチが悪いんですけどねw。

…で、アフィリエイターだってお金欲しいですから、当然ECさんのシクミに乗っかっちゃいますよ。そういう事がどんどん積み重なっていった結果、ブログはステマやスパムのオンパレードになって行き、今では、真実は完全に隠されている!(それは言い過ぎ)

…まあ要するに自分が、アフィリエイトに飽きちゃったんです(要約し過ぎじゃね?)。そんな時に、たまたまお知り合いのYouTuberさん(というか、元はアフィリエイター)が講習をやるというので参加したのが始まりです。

動画(YouTube)はアフィリエイト程は汚染はされていない感じw

動画(YouTube)を勉強/実践してみて思ったのは、不正に対しての取り締まりがしっかりしているな、という事。もちろん、fcなんとかみたいな無法地帯も多いですけどw、少なくともYouTubeはかなりクリーンなのではないかと。

これを窮屈と感じる人もいるかもしれませんけど、私は賛成ですね。変な話、アフィリエイトの世界は、まっとうにやっている人が悪事を働いている人の流れ弾を食らってしまいかねない世界なんです。というか常に食らい続けている言ってよい世界です。なので、むしろ自分はアフィリエイトの世界の方が住みにくいと感じますから。

なぜ取り締まりがしっかりしているかというと、Googleという天才集団のおかげでしょう。どんなテクノロジーを使っているのか想像も付きませんが、人力ではなくシステムがほぼ自動的に不正を検出します。なので、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」方式が通用しにくい。ここが大きな差になっているのではないかと。

YouTubeは稼げるか?

…というと、ぶっちゃけ、稼げません。少なくとも自分は全然稼げてません。正確に言えば、稼げるのか稼げないのかは、もう少し勉強してみないことには判断が付きません。

何故ならば、今のところ自分は「コンテンツの表現方法として、動画のポテンシャルはどうなのよ?」という方に興味があるので、まずはそれを見極めている段階ですから。その結果、「使い物になりそう」と思えば、その次に稼げるかどうかを検討してみるつもりです。「使いものにならないな」と思ったら、動画は諦めて別の事を考えるつもりです。

動画の世界はアミューズメント重視の世界

Webページの世界って、役に立つ情報こそ正義という価値観だと思うんです(なにしろ検索エンジンがそういう価値観でWebコンテンツを支配していますから)。一方で、YouTubeの世界は観ても情報的には何の特にもならないものが大多数だったりしますw。YouTubeで一番優先されるのは情報ではなく、恐らくアミューズメント性ですね。例えば、Cat +1 Channelさんの猫動画とかABTVnetworkさんの漫才動画だとか。あと、ミュージック系/パフォーマンス系の動画も当然人気が高いですね。(HIKAKINさんなんかはその代表)

この様に、WebページとYouTubeでは、コンテンツの評価基準が全く違いますね。なので、Webページのコンテンツを単純にYouTubeに移植してもダメです。

YouTubeの欠点1〜動画の差し替え不可

YouTubeの最大の欠点だと思うのは、動画の差し替え(更新)ができない点だと自分は感じます。Webページはアップロードした後、後から加筆修正が出来ますが、YouTubeは同じURLでアップロードし直すことできません。技術的にそんなに難しい事だとは思えないのですがね。不正対策という意味合いが強いのでしょうか?。

よく分かりませんが、コンテンツの管理という観点から考えると、非常に効率が悪くなるのでできればなんとかして欲しいところなのですがね。

YouTubeの欠点2〜「動画サーフィン」がしにくい

YouTube以外の動画共有サービスをよく知らないのでなんとも言えないのですが、少なくともYouTubeは、「動画を探す」行為が非常にしにくいですよね。類似の動画を探したりシリーズ物の場合、次の動画を探すとかの行為をね。結局、視聴者の利便性を高めるために、動画を公開する人が、再生リストを作ったりアノテーションを貼ったりして工夫しなければならない。当然、その人の技量に左右されますし、そもそもやり方が統一されないので、視聴者にとっては逆に混乱のもとになりかねない。

やはり、その辺の最低限の仕組みは、システムに標準的に備わっていてしかるべきところでしょう。なぜこれほどその辺が手付かずのまま放置されているのか意味不明なレベル。なにしろ、検索エンジンの雄であるGoogleが運営するにしては、ずいぶんとお粗末じゃないですかね? その辺は今後改善されるに違いないと信じていますが、ホントに早いうちにお願いしますよ、Googleさん。

まとめ

…で、結論。
動画に可能性は感じるのは確かなのではありますが、コンテンツを表現する道具としては欠陥だらけだな、というのが現時点での偽ざる感想。例えるならば、「蔵書が分類されていない図書館」的な感じがするんですよ。

まだまだ知りたいことは沢山あるので、今後も動画の勉強は続けますけど、現時点では、それほど楽観的には思えないですね。