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2012/09/13

ペラサイト量産型のアフィリエイトについて

先日、自分とは比較にならないほど稼いでいるアフィリエイター(法人アフィリエイター)と話す機会があったのですが、大変勉強になりましたね。

この方のやっている手法は、いわゆる「ペラサイト量産」です。
「ペラサイト」という言葉は一般的ではないかも知れないので解説しておきますと、要するに、「ページ数が少なく、コンテンツがほとんど無い」サイトのことです。それを量産する。

言ってみれば、「下手な鉄砲〜」の類であり、もっと悪言い方をすれば、スパム的手法と言えなくもないわけです。
個人的な好き嫌いはともかく、そもそも通用するとは思っていなかった手法なんですよね。

ところが、彼の話を聞いて分かりました。これは通用しそうですね。
ただし、誰にでもできるアフィリエイト手法ではないのも事実だと思いました。それなりの努力と才能と、そして何よりも人脈がある人でないと不可能だと感じました。
どういうことなのかというと、下表参照。
将来のニーズを読む力が必要 ペラサイトでも検索エンジンに引っかかるようにするため、将来のニーズを読む力が絶対に必要。つまり、競争相手がおらず、かつ今後ニーズが急激に増えると予想される分野を見つける力です。
例えば、金が値上がりしている、という情報を聞きつけたら、速攻で「金買取」関係のページを作る的な、そういうこと。
金を買い取る業者なんてその時点では全国探してもごく少数な時点で作るのです。ましてや、一般消費者に「金を買い取ってもらうことができる」ということさえよく知られていない時期から。
その時点では、それが当たるかどうかは分かりませんが、「もしかしたら世の中がそういう方向に向かうかもしれないな」と読み、とりあえず作ってしまうということです。
そういうのを繰り返していると、あっと言う間に100サイトぐらいできちゃうでしょうね。4桁も決してありえない話ではない。その内、どれかが当たる、という寸法です。
マネタイズにおいては、ASP/広告主との太い人脈が決め手 その方は、バリュコマがサービスを始める前からアフィリエイトをやっている超ベテラン。(歳はもしかしたら自分より若いぐらいの人ですが)
つまり、アフィリエイターが少なかった頃からやっている人ですので、ASPやECとのパイプが太い。聞くところによると、個別の月極広告だけでも相当あるらしい。

更には、結構ASPに意見が通るみたいです。
例えばの話、
「金買取のページ作りまして、現在、検索エンジンの上位に送り込んであります。このページにバナー貼れば確実に成果出ますので、金買取関係の業者に営業に行ってもらって集めてもらえませんかね?」的な話さえできる立場にあるらしい。
そうすれば、ASPの人は動きます。何故ならば、確実に有力なアフィリエイターがアフィリしくれるのであれば、喜んで営業回りしますよ。だって、引き込んだECから売上が上がれば、そのASPの人の手柄になるわけですから!

話がそれました。
要するにそれは、彼自身でマネタイズの仕組みを作れちゃうことを意味します。それまでアフィリエイト出来なかった分野をアフィリエイト出来るようにできちゃうんです。そりゃあ、競争相手がいないんだから一人勝ちですよ。
こんな芸当は、歴史の浅いアフィリエイター(人脈がないアフィリエイター)は到底太刀打ち出来ないわけで。
これはもう、彼の長年の努力の結果であり、彼の最大の武器といえるでしょう。
ぶっちゃけ、Web関係の知識や技術はそれほど高い気はしなかったのですが、人脈という、他人が真似ができないものを持っているからこそ、誰にも真似されずに稼げているのではないかと。
ペラサイトを量産するシステムが必要 ややどうでもいい話ですが、何らかのサイト量産システムを使っているのは間違いないでしょうね。
そうじゃないと、そんなに多くのサイトを作成/管理できないでしょう。
多分、どこかの情報商材系から手に入れたものだと思いますが。

いやしかし、今回は本当にラッキーでした。
これほど自身のノウハウを話してくれる有力アフィリエイターってそういないですから。ホント感謝ですよ。
結構、セミナーや座談会等にも登場する有名なアフィリエイターの中にも、恐らくそういう手法をやっているのだろうな、と推測される人はいるのですが、具体的な話は全くしてくれないし、そもそも交流の場になかなか来ないので、質問できる機会がなかなかない。←恐らく、自分みたいな失礼な人間に根掘り葉掘り聞かれるのはわかっているので、よほど気心の知れた人たちだけの会合にしか参加しないんじゃないかな? スミマセン。
…ですが、今回の一件で長年の謎の解決に糸口が見つかった感じですよ!