|設計|構築|集客|分析|精神論|その他|

2011/05/08

東日本大震災の影響

アクセスの変化はリーマンショック時と比較にならないほど劇的

2011年3月11日に起こった東日本大震災は、日本国民にとっては忘れられない一日になりましたが、幸運にも自分は特別大きな被害は受けずに済みました。計画停電の影響でちょっと不便だった程度です。
福島原発の問題が終息してはいませんし、今後の復旧/復興問題は山積していますが、一応生活は平常に戻った感じかな。

ところで震災が起こった時、アフィリエイトの面から見てもかなり大きな影響がありました。
まず焦ったのが、アクセスの激減。

震災が発生した日に、突然3〜4割程度もアクセス数が減りました。それなりの影響はあることは当然予想していましたが、これほどとは全く思っていなかったのでビックリしましたね。
そしてその状態が一週間ぐらい続きました。ずっとこのままの状態が続いてしまうのだろうかと、さすがに危機感を憶えましたよ。
上記グラフをみて頂ければ分かる通り、その後急激に回復し、現時点では完全に戻った感じではあるんですがね。
考えてみれば、リーマンショックの時にはこれほど劇的な変化はありませんでした。あのときは、アクセス数自体はあまり変化しませんでした。それよりも購入単価への影響の方がよっぽど大きかった印象があります(当然、購入単価が下がったということです)。

企業の活動にも影響が出た

アクセスの減少もかなりショックでしたが、それよりも不安だったのは、各種イベントやキャンペーンが軒並み中止になったことです。実際、自分が出席する予定だったアフィリエイト関係のイベントが2件ドタキャンになりましたからね。
そしてそれに追い討ちを掛けたのが計画停電です。企業の活動に絶対的に必要な電気が十分に供給されない恐れが出てきたわけで、直接震災を受けていない地域の会社も企業活動を制限される事態になってしまったわけです。
こうなると、日本経済全体の地盤沈下を引き起こしかねないわけです。それはつまり、買い物をする人がそれだけ少なくなるということですから、アフィリエイターとしては憂慮すべき事態なわけです。そして最悪、アフィリエイトプログラムをやめる会社も出る可能性が考えられたからです。
ただし、今のところあまりそういう影響は出ていないですね(少なくとも自分が関係するECサイトに限っては)。

リーマンショックの話に再び戻りますが、あのときには相当数のECサイトがいなくなりましたからね〜。
直接自分に影響があったのはツクモ(家電/PCショップ。一時存亡の危機になりアフィリエイト終了→その後なんとか立ち直って、アフィリエイトも再開)だけですが、細かいECサイトを数えればキリがないぐらいです。また、SONYが立ち上げた独自ASPサービスBLOGENTが終了したのも明らかにリーマンショックの影響でしょう。(→ソニーのアフィリエイト「BLOGENT」、3月でサービス終了)
こういうようなことは、今回はとりあえず起きていませんね。アフィリエイターとしては胸を撫で下ろしています。しかし、やっぱり一番心配なのは、アフィリエイトの未来よりも日本の未来なんですけどね。予断は許しません。