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2009/08/18→09/02[多少推敲]

XMindを使ってみて思ったこと

ほとんど独り言レベルの話ですがお付き合いください。他人様が読んで役に立つかどうかは激しく疑問なのですが(^^;、自分の備忘録として書いておきます。

ワタクシ、ネタが収束しなかったり、ネタにはならないけれどとりあえず考えをまとめておきたいといったときには、Frieve Editorというアイディア支援ソフトを使って考えを記録しておくのですが、このソフトの悩みどころなのは、結構操作の癖が強いこと。しばらく使わないと使い方を忘れてしまう。orz
また、最近全然バージョンアップしない。というか、多分実質的に開発終了モードっぽい。なので、もっと良いのがないかと思って、いわゆるマインドマップ系のXMindというソフトをちょこっと使ってみた。

XMindのプチ感想(ただし本題ではない)

XMindでこんな図が書ける
ソフトの出来はいいですね。表現力もFrieve Editorよりずっと強力ですね。
また、いわゆるマインドマップ的な表現の仕方だけでなく、組織図的な見せ方にしたり、魚骨図で見せたりと、いろいろ見た目を変えられるので、マインドマップソフトというカテゴリに収まりきらない広範な利用が考えられる。
無料でこれほどのソフトが使えるのであれば、本家のマインドマップソフト(有料ソフト)なんていらないんじゃね?っていうぐらいので出来じゃないでしょうか?

ただし、前々から思っていたことなんだけど、マインドマップってその思想自体が言われているほどアイディア支援に役に立つ気がしないんですよね〜。ぼんやりと感じていたマインドマップに対するその感じが、実際にソフトを使ってみて、やっぱり確信になりました。
マインドマップって、キーワードをどこかのツリーに属させなければいけなくて、これがすごく不便なんですよね。そして、それはつまり物事の関係性は必ず1対nで表現しなければならないわけで、n対1は許されない。この辺のマインドマップの「文法」がどうも窮屈に感じられるんです。
現実のアイディアってそんなに綺麗に整理されていないですし、どちらかというと自分は、アイディアを整理したいのではなく、整理する前の雑然とした状態を記録しておきたい人なんです。なぜならば、雑然とした、それぞれが関連づけられていないアイディアが羅列された状態というのは、非常に記憶しづらく、すぐ忘れてしまうんです。
であるからこそ後で思い出せるように記録しておきたいのです。ところが、マインドマップは構造的にそういう用途には全く向かない感じなんですよね。
なので、思う付くままに何でもアリなFrieve Editorとは全く違う感じ。少なくともFrieve Editorの置き換えにはならない感じです。かといって、未来がありそうにもないFrieve Editorに拘泥するのも不安なんですよね。困ったもんだ。
まあ、マインドマップについては、自分が勘違いしている部分も多いかと思うので、ややどうでもいい話。いずれにせよ、もうちょっとマインドマップ(というかXMindの使い方)について勉強してからじゃないと結論は出ませんな。

文章化支援ソフトってないもんかね?

実は、ここまではやや前振り的な話で、本題はここからだったりする。
私は長文(より具体的に言えばレビュー記事)を効率よく書くためにもFrieve Editorを使っています。そういう用途でアイディア支援ソフトを考えると、Frieve EditorにしてもXMindにしても、文章化を支援してくれないことが大きな不満なんですよね。
確かにアイディアは大事。だけど、それを人に伝えるときにはマインドマップやFrieve Editorの図表をそのまま人に見せても無理。恐らく理解してもらえないでしょう。
…となると、やっぱり文章という方法を取らざるを得ない場合が多いと思うんですけど、この文章化という作業が非常に難しい。
私はアフィリエイターなので、「自分が感じたことをいかに忠実に文章で再現するか」とか「いかに読者をその気にさせるか」とかをよく考えます。そして、内容は同じでも書き方/表現の仕方次第でかなり結果(売れ行き)が違ってくるのを身に染みてます。
極端な話、ここをおろそかにすると全てを台無しにしかねないのがアフィリエイトです。

マインドマップにしてもFrieve Editorにしても、もともと多角的・多次元的にアイディアをまとめるためのソフトなんだから、変な話、アイディアがまとめることが出来て当然なんです。
ところが、それを1次元的な表現方法である「文章」に変換するのは非常に困難な作業です。というか、その作業は「一筆書きで漢字を書く」的な作業であり、100%の再現は原理的に不可能なことだと思うんです。それでもなお、元の漢字が分かる程度の一筆書きの順番をひねり出せるかどうかが文章力だと思っています。
そのためには、文章を切ったり貼ったり表現を変えてみたりと相当試行錯誤が必要で、非常に労力と時間を費やす作業です。現在はパソコン上で自由に切った貼ったができるので、随分やりやすくはなりましたが、それでもなおまだまだ大変な部分です。
この辺の作業をもっと効率化できるようなソフトがあれば、かなり文章の作成スピードも品質も向上するんだけどな〜、とちょっと妄想してしまいました。