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2007/10/03

SEO専門家が講師のオンラインセミナーの模様

【レポート】SEO対策のスペシャリストが語る"検索エンジンとWebコンテンツの関係"
でも報道されているオンラインミーティングに、私も参加させて頂きました。
その時の模様などをメモ程度に。
まあ、基本的に「やっぱりそうなのね」という話が多かったのですが、それ以外にも専門家はいろんな事考えているようで。

alt属性の扱い

そのセミナーで出てきた話で、知らなかったのがalt属性の扱い。

リンクにつけたalt属性はリンク先のキーワードになる

ハイパーリンクには、alt属性を付けられますが、そのalt属性はリンク先のキーワードにカウントされるんだそうです。つまり、上図で説明すると、「航空券」「ANA」というキーワードは、矢印が向いているページの方のものになるんだそうです。
そして、こういうインバウンドリンクを沢山得ることによってランキングに与える影響というのはかなり大きいとのこと。
…そ、し、て、さすがSEO対策会社であるサイバーエージェントさんだけあって、やることがスゴイ。(^^;
こういうカタチでリンクを張ってもらうようにブロガーさんに依頼するんだそうです。(もちろん、ブロガーさんに有形/無形の報酬が発生するカタチで)
そうやってランキングを上げるんだそうな!!
う〜ん、資本の力だ。(^^;

「それって、結局ずるじゃない!!」
というアナタ、正解。
そして、そう考えるのは検索エンジンの会社も同様。
「ページを正当に評価する」ことを使命とする検索エンジンからすれば、ひじょーーーに迷惑な話です。そして残念ながら、現状では日本のGoogleは、このようなインバウンドリンクに対して対策がされていません。ただし、USではすでに対策されているので、そのうち日本でも通用しなくなる可能性が高いとのことですが。

結局、コンテンツを重視せざるを得ない時代か

そういう話をふまえた上で、やはり今後はより自然にインバウンドリンクを発生させるために、コンテンツを充実させなければいけない、というお話でした。

新たな外的施策

まあどれも、当たり前っちゃー当たり前。
ここで、大事なのは、目的はあくまでインバウンドリンクを発生させるためのコンテンツ重視だということです。
問題はA。

「リンクすることでユーザーが得をすること」

これだ。
どーゆーことかというと、例えば、トラックバックしてくれた人にはトラックバックし返すとか。これは一種の相互リンクなわけで、SEO的には意味がないんですが、むしろ、そうやって積極的にコミュニケーションを取る姿勢を見せてサイトの雰囲気を良くすることが、結果的に更なるインバウンドリンクの獲得に繋がる、とのこと。
また、トラックバックキャンペーンなんかもその一種になるでしょうね。

最後に基本的な内的施策についても

最後の方で、ごく基本的な内的施策についての解説もありました。
下のようなスライドが提示されました。

コンテンツ制作の際には内的なSEOの基本もおさえる

上に書いてある項目ほど、効果が大きいということです。基本的に賛成。
そして、大事なのは、スライドの一番下。「手間と効果を考えて効率的な内部的施策を行うのが理想」とあります。
そう、なんでもやりゃいいってもんでもないです。というか、この施策の中には、何百ページ、何千ページやって、やっと(サイト全体としての)有意の効果が現れる、というものもあります。つまり、まずはそれだけのページがあるサイトでなければ意味がないですし、それだけの既存ページに対して個人で1ページ1ページやっていたらどれだけの時間がかかることか。
つまりは優先順位が大事ということ。この優先順位を間違ったばかりに自分はどれだけ遠回りしたか…(遠い目)。