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2008/05/28

アクセス解析における「キーワード」の意味

アクセス解析を設置すると、その設置したサイトにどんなキーワードで訪れているのかが分かります。
これは非常に役に立つ情報です。
ただし、そのキーワード情報をどう生かすかは人それぞれです。はっきり言って一般論がないと思います。というか、その辺について明確に解説された文書を見た試しがありません。
ということで、私なりのコツをいくつか。

キーワードを活用すればアクセスアップが図れる

キーワードのランキングを表示してみます。
例えば、以下のようになっていたとします。
例(アクセスアナライザーの場合)
←「メディアプレイヤークラシック」というキーワードがトップです。
あとは「マンガミーヤ」も多いですね。
ではどうすればいいか。
答えは単純。「メディアプレイヤークラシック」と「マンガミーヤ」の内容を充実させれば良いのです。
当たり前と言えば当たり前。ですが、それをやっていないサイトのなんと多いことか。こんな当たり前のことを積み上げていけば、アクセス数は随分変わってきますよ。
ただし、注意してください。ここで解説しているのはアクセスアップの方法であって、アフィリエイト報酬アップの方法ではありません。
なぜならば、メディアプレイヤークラシックやマンガミーヤはフリーソフトです。このようなキーワードで訪問するする人をどれだけ集めたところでアフィリエイトの報酬にはまず結びつきません。(その辺の話をここでし出すと収拾がつかなくなるので別ページで解説する予定)

キーワードのランキングに差が付くのはなぜなのか

ところで、「キーワードのランキングに差が付くのはなぜなのか」という根本的な問題を考えてみてください。
その原因としては、
・そのキーワードで検索する人数の違い
・ライバルページの数の違い
・そのキーワードを含むページをUPした時期の違い
・たまたまそのキーワードが「アタリ」だった
・その他偶発的な要素
いろいろ考えられます。ですが、そういう細かいことを考えるのはずっと先の話でいいです。
まずは、結果を重視し、単純にランキング上位のキーワードを重点的に攻めるという考え方でいいと思います。

アクセスしてきた人の「信頼」も勝ち取ることができる

そして、この方法にはアクセスして来た人の「信頼」も勝ち取ることができると自分は信じています。
そのサイトにアクセスしてきた人がアナタのサイトに何を期待しているのかを考えれば自明です。確率として、「メディアプレイヤークラシック」もしくは「マンガミーヤ」の情報を期待している人が多いということなのです。まずはその期待に応えてあげるのです。
たまたま検索エンジンにヒットしたページだけでなく、同じカテゴリの情報の新ページがUPされていればアクセスしてきた人はどう思うか。
「このサイトは役に立つ」と思ってくれるのです。そして、「今後も継続的に情報を提供してくれるのではないか」と思ってくれるのです。更には「後日また見てみよう」とお気に入りに入れてくれるかもしれないのです。
非常に地味な作業の繰り返しかもしれません。ですが、こういう真摯なサイト運営をしているところ、そして、極力「期待」に応えようと努力しているサイトが結局人気を博しますし、確実にファンを増やすんです。

効率的な「キーワード表記」を分析する

そしてもう一つ、キーワードの情報にはアクセスアップに役立つ情報があります。
再度ランキング一覧を見てください。
「メディアプレイヤークラシック」という言葉はトップ10に登場していますが、「メディアプレイヤー クラシック」という風に分かち書きしたキーワードや、「Media Player Classic」のような英語のキーワードはランクインしていないことが分かると思います。
つまり、少なくともこのサイトにおいては、分かち書きしない方が検索エンジンからの訪問者を集めやすいであろう、ということが分かります。もちろん、一概にそうは言えない部分もあるのですが、基本的な考え方はそうです。
確かに、正式名称は「Media Player Classic」もしくは「メディア・プレーヤー・クラシック」なのですが、その正式名称よりも、「現実にアクセスを集めているキーワード」で表記した方が確実に効果が上がります。
現実問題、入力のしやすさや他との連想に引っ張られて、正式名称はあまり使われずに、俗名や省略形の方が一般的だったりすることもあります。アクセスアップの観点からもアクセスしてきた人への利便性の面からも、必ずしも正式な表記にこだわるだけが正解ではないことを認識しておく必要があります。