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2007/09/25

「頑張る」ことはいけない、という逆説

人は、失敗した時、その原因がはっきりしないと、思わず「もうちょっと頑張ればできる」なんて言ってしまいます。ですがそんなの嘘です。実際にあなたは頑張れましたか?
普通、そうではないでしょう。なぜならば、頑張ればできるのならば言う前に頑張ってるはずですから。
失敗は失敗なんです。
ちゃんと原因が明確に分かっていて、対策もきちんとあるならば話は別ですが、何の根拠もなしに「頑張ればできる」なんて言ってしまうこともよくありがちですよね。その言葉に逃げてしまっているんです。それに、どう頑張るにせよ、頑張れる度合いなんてそうそう人によって変わるものではありません。
むしろ、そういう時には「頑張らなくても自分ができることなのかは何なのか」をよく考えることです。

頑張ればいいのではない

極論すると、「頑張らなければいけない」ようなことはどこか無理があるんです。
人には得意/不得意があります。
本人は頑張っているつもりはなく、好きでやっているだけなのに、端から見るとすごく努力しているように見えることってあります。
そういう部分(あなたの資質)を生かす方法を考えなければいけません。そういう部分をうまく生かせれば、他の人ならばめちゃめちゃ頑張らなければいけないことでも、あなたにとっては非常にラクチンだったり、むしろ楽しみであるかも知れないのです。
ですが、これって本人はなかなか気がつかないものなんです。本人にとってはなんら特別なことではないだけに。
実際、自分も会社員をやっている時にはそんなこと考えたこともなかったのですが、脱サラしてはじめて考えるようになりました。
そもそも、会社員の場合はあくまで会社の一員なので、周りの環境における位置付けで自分を評価しているのに気がつきました。外部要因次第で見え方が変わってしまうので、自分の芯の部分が見えていなかったのです。
「自分は何者なのか」という哲学的な思慮が必要なのです。
あなたは過去に、自分は何の気なしにやっていることなのに、他人に感心されたことってありませんか?
それは、仕事/プライベートに限らずです。
どんな小さな事でもいいんです、思い出してみてください。そこにあなたの資質が現れている場合が多いのです。
そうすると、だんだん「自分は何に向いているのか」がはっきりしてきます。
私は、ブランディングの項でも語っているとおり、アフィリエイトの世界は個性勝負の世界だと思っています。
個性を発揮するには、まず自分の個性は何なのか、をちゃんと認識できなければ発揮しようがありません。そういう意味でも、非常に大事な事だと思います。

できる/できないを切り分ける

結局、そうやって自分ができる事とできない事の切り分けがキチンとできる人が強いんです。
切り分けをキチンとして、無駄なことには労力を使わない人が強いんです。
「あれもできそう」「これもできそう」
といろいろな分野に手を広げてしまうと、どれも中途半端になってしまい、結局全部失敗してしまうんです。二兎を追う者は一兎をも得ず、です。
ことアフィリエイトに限って言えば、「ここだけは誰にも負けない」と自信を持って言える武器を身につけるのが何よりも先決です。そのためには、他のことに目もくれずそれだけに全勢力を傾けることが必要です。
これはもちろん、自ら逃げ道を絶つわけなので、心理的には結構キツイのも事実。ですので、分かっていてもなかなかできるものではないと思います。ですが、どこか一点だけでも非常に秀でた部分があるホームページ/ブログというのは、訪問者に対しても確実にアピールしますし、実際SEO的にもかなり強いのも事実なのです。

国語/算数/理科/社会がオール3の子供と、どれか一つだけ5で他は1の子供どちらがアフィリエイト向きかと言えば、明らかに後者だと思います。
ですが、前者の子供の方がなんでもそつなくこなせるわけで、一般的な社会人になるためには、前者の子供の方が適正がありますし、出世すると思います。
それぐらい、アフィリエイトの世界と一般的な社会/会社では価値観が違うと思います。