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2007/09/25→2009/10/07[若干加筆/修正]

アフィリエイトは特殊な世界です

アフィリエイトが失敗する理由は、それこそ星の数ほどあると思います。
実際、自分も数え切れないほどの失敗を重ねてきました。今考えるとホントに無意味なことだったな〜、と分かりますが、当時は大真面目に考えていましたからね。ほんと、赤面してしまうようなド素人の間違いも沢山冒しましたよ。(^^;
ただ、なぜそういう間違いを冒したのかをよくよく考えてみると、結局根底にあるのは、物事の考え方/捉え方に問題があったと思うんです。
知らず知らずのうちに、会社員だった頃の価値観で物事を判断していたのです。更に言えば、義務教育のころから刷り込まれてきた「常識」にとらわれてしまっていたのです。

恐ろしい「常識」

そう、一見全く非のない「常識」であり「正論」です。
それは、
・教科書を読めば一通り稼げるようになるんだ
・沢山勉強すればそれだけ稼げるようになるんだ
的な考え方です。
アフィリエイトで成功を目指す限り、勉強しなければだめですし、はじめは教科書的なものも必要かもしれません。
ただアフィリエイトの世界が特殊なのは、正解が非常に少ないということです。学校で教わる教科には教科書があり、そして必ず正解があります。そして社会人になっても、はじめは先輩が手取り足取り教えてくれますし、先輩というとりあえずの「正解」もしくは「目標」が存在します。
アフィリエイトの世界に教科書的なものやセオリーがないわけではありませんが、それが本当に正解である可能性は思いの外低いのです。
このことに気が付くまでにすごく時間がかかりました。
アフィリエイトの世界は昨日の正解が今日の不正解になる世界なのです。アフィリエイトは先行者利益の法則がかなり強烈に効く世界です。ゆえに、タイミングの問題(いつ始めるか)が大きく関わってくるのです。
ですから、極端な話、「教科書=すでに稼げなくなってしまった情報の墓場」ぐらいに思ってしまってよいかもしれません。
これらの情報は基礎知識として知っておく必要はありますが、それ以上のものは生まないということを肝に銘じる必要があります。

誰でもどこかに教科書があると思いたくなってしまうんです。実際自分も必至で教科書を探し出し、教科書の通りいろいろ実践してみました。
ですが、その結果どうなるかというと「結局何をやってもうまくいかない!!」ということになってしまうんです。
そりゃそうです。知った情報はすでに出がらしである場合が多いのですから。

人と違うのを恐れてしまう心理

何度も失敗を繰り返して「これ以上既存の情報を知ったところで意味はない」ことに気が付く人は結構多いと思います。
ですが、その先に進もうとした時、
・人と違うことをすることを恐れてしまう
心理が強く作用して、結局同じことを繰り返してしまう人がかなり多いのではないかと思います。そうやって、どんどん「情報収集マニア」になって行ってしまうんです。
なぜそうなるか。
会社員というのは、個人で仕事をしているわけではありません。会社というチームで仕事をしているわけで、個人の考えがどうであろうと会社の利益、プロジェクトの利益が優先です。
そのためにはチームワークが必要なわけです。
これは決して悪いことだとは思いませんが、そういう世界に慣れてしまうと、人と違うことをすることに大きな抵抗感を持つようになってしまいます。基本的に保守的な考え方が優先される世界ですし、実績がないものは嫌われる世界です。だから、誰もやったことがないことにチャレンジするのは、むしろ後ろ指を指される行動だからです。
特に会社員の方はそうだと思いますし、多かれ少なかれそういう傾向はどの業種にもあるものだと思います。

アフィリエイトの世界はどちらかというとプロスポーツやお笑いの世界に似ていると思うんです。人と同じことをしていてはいつまでたってもライバルを出し抜けないんです。
トレーニングを一生懸命するのは当たり前ですが、それだけじゃレギュラーになれません。ただの器用貧乏になってしまうのです。(ライバルとどうやって差別化していくかという話は、ブランディングの方で語っています)
「人と違う」ことを恐れる心理から脱却できるかできないか、ここが非常に大きなターニングポイントではなかったのか、と私自身の体験から思うんです。