WinSetupFromUSBの使い方(USBメモリからWindows XPをインストール)
(2009/03/08→03/17[全体的な作業イメージ追加]→05/20[大幅加筆]→05/22[多少加筆&推敲])
【光学ドライブなしでリカバリすることは可能か?】
Na01 miniに付属のリカバリCD
Na01 miniには、リカバリCDとドライバCDが付いており、リカバリをする際はリカバリCDから起動しなければなりません。HDDにリカバリパーティションが存在しない分、自由にHDDを使えるので個人的にはこちらの方が有り難いと思うのですが、一方でこの方式にはデメリットも存在します。それは、外付け光学ドライブが必要であるということです。
ここはいかんともしがたいところ。ところが、これには回避策があることが判明。
簡単に言えば、リカバリCDの中身をそのままUSBメモリに移して、かつUSBメモリからブートできるようにすればいいわけです。
理論的には結構簡単そうに思えますし、実際、別件で同じようなことをやろうとしたことがあるのですが、予想に反して恐ろしく面倒な作業が必要でした。
ところが、今回たまたまWinSetupFromUSBというなかなか便利そうなフリーソフトを見つけました。これを使うと大幅に手順を簡単にしてくれそうな雰囲気。
ということで試しにやってみたところ、見事に成功しました。
…ということで、その方法を報告しようと思うのですが、その前に注意。
確かに今のところ問題なく稼働していますが、作業途中でおかしなエラーが出ることがありました。ですので、インストールしたWindowsXPが将来にわたって支障がないのかどうかまでは保証しかねます。また、この手順で本当に正しいのかどうかも保証しかねます。
飽くまで「Na01 miniの場合はこうだった」レベルの記述であることにご注意ください。


【必要なもの】
@ Na01 miniのリカバリCD(中身はWindowsXPのインストールCD)
A WinSetupFromUSB
B 1GB以上のUSBメモリ
C インストールUSBメモリを作成するためのPC(CD-ROMドライブを装備し、USBポートをもつPC)

↓全体的な作業イメージ



【WinSetupFromUSBのダウンロード&インストール】
まずは、WinSetupFromUSBを使える状態にしなければいけません。それにはファイルをダウンロードしてインストールしなければなりませんが、もちろん、この作業はNa01 miniで行うのではなく、別PC上で行ってください。
まずは、こちらより、「WinSetupFromUSB-0.1.1.exe」ファイルをダウンロードします。
その後、このファイルをダブルクリックして起動すると以下の様な画面が表示されます。
WinSetupFromUSBのインストール画面

「Next」ボタンを押してインストールを開始します。
   ↓
ライセンス確認

"I agree…"をチェックして、「Next」ボタンを押す
   ↓
インストールフォルダを問い合わせ

特別問題なければ、設定されているフォルダのまま、「Next」ボタンを押す
   ↓
フォルダがないので作成しますか? というダイアログ

当然「はい」を押します。
   ↓
最後の確認画面

「Start」ボタンを押します。
   ↓
プログレスバーが表示され、しばらく待つと"Installation completed."となるはずです。これでインストール終了。

これでWinSetupFromUSBが使えるようになったので、「Next」ボタンを押しますと、プログラムが起動します。
   ↓
もしかしたらこんな告知が表示されるかもしれないので、気にせず「Exit」を押してください。

   ↓
WinSetupFromUSBの起動画面



【USBメモリのフォーマット】
WinSetupFromUSBが使えるようになったら、まずはUSBメモリをフォーマットします。フォーマットするには、赤枠で囲ったところを使います。

なぜフォーマットしなければならないのか、という話をし出すと長くなるので省略しますが、フォーマットは必須です。したがって、USBメモリの中身は全てクリアされるのでご注意ください。
フォーマットの方法として「HP format tool」「PEtoUSB」の2つのボタンが用意されていますが、これはUSBメモリの容量によって使い分けます。
USBメモリの容量 押すボタン
2GBまで PEtoUSB
4GB以上 HP format tool
となります。
今回は1GBのUSBメモリを使ったので、「PEtoUSB」を行います。
   ↓
フォーマットパラメータの設定

青枠にフォーマットするUSBドライブを指定します。
更に、"Enable Disk Format"にチェックが付いていないのでチェックし(同時にQuickFormatもチェックされる)、"Enable File Copy"にチェックが付いているのでチェックを外します。
結果として上図のようになっているのを確認して、「Start」ボタンを押します。
   ↓
確認画面

「はい」を押します。
   ↓
警告画面(ボリュームやデータが全て失われます。本当に続行しますか?)

「はい」を押します。
   ↓
この画面がでればOK



【WindowsXPのインストールファイルの用意】
次にWindowsXPのインストールに必要な各種ファイルを用意します。

Na01 miniに付属の「リカバリCD」(実体はWindowsXPのインストーラー)の中身全てを適当なフォルダにコピーします。
この場合は、"C:\WINXPCD"フォルダにコピーしました



【「リカバリUSBメモリ」の作成】
次に、WinSetupFromUSBに、このフォルダ(今回の場合は"C:\WINXPCD")を指定します。
そのためには、「Browse」ボタン(下図赤枠)を押して、"C:\WINXPCD"を指定します。
結果として、下図青枠のような状態になるはずです。
更に、緑枠に先ほどフォーマットしたUSBメモリが指定されているのを確認してください。もし、そうなっていなかったら指定し直してください。

設定内容確認後、「GO」ボタンを押します。「リカバリUSBメモリ」の作成が開始されます。
   ↓
処理中…(結構時間がかかります)

   ↓
途中でこんな画面が出ます。Sysinternals Software(というソフト)の使用許諾確認。

「Agree」(同意)ボタンを押します。
   ↓
このダイアログが出れば終了!!

これで「リカバリUSBメモリ」が作成できました。
ちなみに、このダイアログの内容を簡単に訳すと、
重要!
「USB diskを指しっぱなしにして、USBから3回起動してください。

1.セットアップのテキストモードの回
2.セットアップのGUIモードの回
3.最初のWindows開始の回
ということが書いてありますが、何のことだかよく分からないと思います。また、ここで書かれている操作は、XPのインストールを行うPC(この場合Na01 mini)で行うものですので注意してください。
ということで、実際の手順は以下の様になります。


【Windows XPのインストール開始】
作成した「リカバリUSBメモリ」をNa01 miniに指して電源を入れます。その時、F11を押してブートデバイスの選択画面を出します。

ここで、「リカバリUSBメモリ」(この場合は"USB:CBM"と書いてあるもの)を指定してENTERを押します。
   ↓

とりあえず、ここはENTERを押します。(ENTERを押さなくてもそのまましばらく放っておいても同じですが)
   ↓

こんな画面が出ます。"First part of Windows XP Home Edition setup"を選択してENTERを押します。
   ↓
WindowsXPの(本来の)セットアップ開始画面が登場

ここからは、一般的なWindowsXPのインストーラーが起動しますので、普通にインストールしてください。(参考手順→クリーンインストールの方法〜その必要性)
   ↓
インストールが進み、「ファイルのコピーをしています…」という画面が終わると自動的に再起動がかかります。その後、以下の様な画面が表示され、処理がストップ。

これは特別問題ないはずです。myeeeguides.wordpress.com(英文)によれば、ここで手動で再度USBから起動しないといけないようです。
ということで、再度USBメモリから起動してあげます。
   ↓

"Windows XP/2000/2003 Setup- First and Second Parts"を選択して次の画面へ
   ↓

今回は、"Second part of XP Home Edition setup+Start Windows for first time"を選択します。
   ↓
Exception Processing Message c0000013 Parameters 764cbf7c x 3
なぜかこんな例外が発生。
WinSetupFromUSBのバグかもしれません(原因不明)。
よく分かりませんが、「続行」を押してしまって構いません。
   ↓

普通に、GUIのWindowsセットアップ画面が起動します。
セットアップが終了し、WindowsXPのデスクトップが表示される直前、再度"Exception Processing…"の画面が表示されるので、「続行」を押します。
   ↓
WindowsXPのデスクトップ画面が登場!

これでひとまずセットアップは終了です。
ここまで行ったら、USBメモリを抜いて構いません。


【後始末】
今回の手順でWindowsXPをインストールすると、OS起動時に以下のような画面が表示されるようになります。

このままにしておいても実害はありませんが、起動する度に"Microsoft Windows XP Home Edition"の方を選ばなければならないので煩雑です。
ですので、この画面を出さないようにするには以下の様にします。

まず、
マイコンピュータ→プロパティ→「詳細設定」タブ→起動と回復の「設定」ボタン
を押すと、「起動と回復」画面が登場します。

この画面で、"オペレーティングシステムの一覧を表示する時間"のチェックを外して「OK」を押せば、次回の起動からOS選択メニューが表示されなくなります。
↓関連記事
ダウンロードサイト:DataFileHost - WinSetupFromUSB-0.1.1.exe(datafilehost.com)
解説(英文):WinSetup FromUSB - Install Windows XP from USB Flash Drive(myeeeguides.wordpress.com)
余談レベル参考:BartPE(Wikipedia)
余談レベル参考:HP USB Disk Storage Format Tool(USBメモリをブータブルに)(ToolInside)

エプソンダイレクト株式会社